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動静互根・・・

202043日(金)

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稽古にもその時々の焦点がある。

ここのところ当てているのが発勁動作。

定歩、つまり脚を動かさないところからの前方発勁ではなく、

わずかに前脚を踏み込む動作を含むものです。

この時の前脚の動きは、

実は太極拳などで見られる「震脚」とほぼ同じです。

違うのは動作の速度が速く、

動きが小さい事です。

この稽古に於いては速度が大事です。

速度が速く、小さく、

単位時間になるべく多くの回数が求められます。

―――

しかし、このような動作の稽古では注意事項があります。

発勁動作は、

文字通り動作の稽古です。

動作をオン・オフの繰り返しと考えると、

本来の意味を失います。

求めているのは、動作の準備・起動・終了の繰り返しではありません。

準備・起動・終了の繰り返しからは、

臨むべき速度を得ることはできません。

求めるのは、

動作の中に現れる全身協調緊張状態であり、

繰り返しの中でそれを見極め、

その状態の持続が目的になります。

―――

その状態が持続可能になるという事は、

発勁状態の持続を意味します。

動作によって状態の持続を求める事が出来れば、

動作は意味を持たなくなる。

つまり、静的な中で質の高い持続を求める事が出来る。

静的な状態で質を求める。

―――

話はここで最も太気拳・意拳の本質に迫ることになります。

静的に質を求めるとは、

つまりは「立禅」になります。

先人の言葉が甦ります。

「動静互根」。

動は静に依り、

静は動を因る。

 

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